WORKS

10年構想の事業転換を成功へ導く チーズブランドage立ち上げ × 商藝舎のブランディング・マーケティング支援

CATEGORY
  • ロゴ設計
  • Web制作
  • SNS運用支援
  • ネーミング
  • パッケージ開発
  • ブランド開発
  • LINE公式アカウント構築
  • インフルエンサー導線設計
CLIENT

age TOYO CHEESE FACTORY(北海道・食品製造)



作って終わりじゃない、ブランドづくりの話

吉本:10年以上温めてきたチーズ事業を、本格的に始めることになった背景から伺えますか?

長原社長:既存の袋製造事業が縮小傾向にあり、新しい柱が必要でした。工場の図面ができたとき、“やるしかない”と腹を括りましたね。

七海専務:融資のタイミングで銀行支店長に紹介され、商藝舎さんと出会いました。若い会社でしたが、コロナ禍でEC重視になる中、むしろ強みだと感じました。

吉本:初回の印象はいかがでしたか?

代表:「若いな」と。でも、話してみると事業の方向性をしっかり捉えてくれていて、安心感がありました。

専務:ロゴやパッケージ、Web、SNSなど幅広く一緒にやっていけるという点も大きかったです。

吉本:取り組みを通して、特に印象に残っているものはありますか?

代表:新聞の一面広告ですね。あれは社内でも大きな話題になりました。

専務:SNSやLINEで「見たよ」と声をかけられることも増えました。少しずつブランドが浸透していると感じます。

吉本:商藝舎への率直な評価を伺えますか?

代表:“作って終わり”ではなく、課題に一緒に向き合ってくれる会社です。吉本社長の信念も含めて、長くお付き合いしたいと思っています。

専務:相談しやすい距離感と、佐藤デザイナー含めて、チームの雰囲気が強みですね。

吉本:ありがとうございます。今後も一緒に成長していければと思います。

事業背景:10年以上の構想から、本格的な新規事業へ

既存の袋製造事業が市場縮小により、次の事業柱を模索していたA社。

10〜15年前から温めていた「チーズ製造」への転換を、工場建築の図面完成を機に本格化。融資手続きの中で銀行支店長より商藝舎を紹介いただき、プロジェクトがスタートしました。

初回打合せでは「デジタルに強い若手企業への期待」「コロナ禍でのEC強化の必要性」が重なり、パートナーとして選定いただきました。

STEP1:ブランド基盤の構築(ロゴ・ネーミング・ブランド戦略・ECサイト開発)

課題

・事業転換初期で、ブランドの核となる思想が未整理
・10年後・30年後も使える中長期ブランド資産が必要

商藝舎のアプローチ

・ブランドの長期的象徴となるロゴを共同開発
・パッケージやWebまで一貫して展開できる世界観が確立
・100年企業を目指す理念を“デザイン資産”として保持

クライアントコメント

「僕らの価値観が形になる実感があり、ブランドが動き始めた瞬間でした」

STEP2:ECサイト・パッケージ開発(EC・ギフト市場で優位をつくるデザイン)

課題

・チーズは味の差別化が難しく、選ばれる理由に「見た目」が大きく影響
・特にEC販売ではパッケージ=販促

商藝舎のアプローチ

・“ギフトとしての美しさ”と“クラフト感”を両立するデザイン
・ロゴ、カラー、写真、余白設計を統合した統一デザイン
・同梱物やカード類も含め、ブランド体験をパッケージで担保

成果

・SNSで自然と写真が投稿される“撮りたくなるパッケージ”へ
・催事・ECでのCVR向上に寄与
・コンテスト受賞によるブランド信頼性向上

クライアントコメント

「デザインにこだわることで“美味しいチーズ”という評価がさらに強まりました」

STEP3:Webサイト・EC導線の整備(購入導線の最適化)

課題

・コロナ禍のため実店舗を使えず、ECだけでの立ち上げが必要
・商品理解 → ファン化 → 購入 の流れをオンラインで完結させる必要がある

商藝舎のアプローチ

・ブランド世界観を伝えるトップビジュアル設計
・購入ストレスを減らすシンプルな商品導線
・ギフト利用者への訴求強化
・ストーリー / 商品こだわり / 工場背景 の可視化

成果

・ECのみの販売にも関わらず、安定した初期売上を獲得
・顧客の“ブランド理解”が進み、SNSのシェア・口コミが増加

STEP4:SNS設計運用(認知拡大と中期的ファン形成)

課題

・製造業主体の組織構造のため、SNS発信のノウハウ不足
・「美味しいチーズ」だけでは差別化が難しい

商藝舎のアプローチ

・“人”と“物語”を軸にしたSNSストーリー
・投稿フォーマット(Before→After、クラフト工程、職人紹介)を整備
・ブランドの世界観を壊さない写真・色・言葉のルール設定
・撮影・運用・分析の伴走型サポート

成果

・イベントで「SNSで見ました」の声が増加
・催事でもリピーターが発生
・パッケージとの一貫性が相乗効果を生み、ブランド好感度が上昇

クライアントコメント

「イベントで“去年来てましたよね”と言われることが増えました」

STEP5:LINE構築(単発購入から“ファン化”へ)

課題

・単発購入はあるが、継続コミュニケーションが取りにくい
・インフルエンサー施策が“一発で終わってしまう”懸念

商藝舎のアプローチ

・LINE公式アカウントを“コミュニティ”として設計
・登録導線をSNS・YouTube・ECに連動
・購入者限定コンテンツ、製造裏話、限定販売などを配信
・ステップ配信でファン化・再購入を促進

成果

・SNSの“認知”を“購入・ロイヤル化”までつなぐ導線が完成
・単発施策の効果が持続するブランド構造が整った

専務コメント

「一発で終わらない仕組みを一緒に作れたのは大きいです」

STEP6:インフルエンサー活用(露出 → LINE → EC の戦略導線)

課題

・フォロワー数重視のYouTuber起用では成果が限定的
・“露出だけで終わる施策”になりがちだった

商藝舎のアプローチ

・フォロワーの質と世界観の相性を重視し、料理系インフルエンサーと連携
・撮影企画から編集ディレクション、公開後の導線まで設計
・動画視聴 → SNSフォロー → LINE登録 → EC購入 の流れを構築

成果

・「認知で終わらず売上につながる」インフルエンサー起点の仕組みが完成
・リーチ後の追客導線が可視化され、継続施策として運用可能に

代表コメント

「リュウジさんとの動画は、公開前から社内でも大きな期待があります」

クライアントの声(抜粋)

「商藝舎は“作って終わり”ではなく、売れるまで伴走してくれた」
「吉本社長の信念を信じて継続して良かった」
「デザイナー佐藤さんを含め、チームの人柄の良さも強み」
「発信の弱い部分を補ってくれる存在として、長くお付き合いしたい」

プロジェクト総括

TOYO CHEESE FACTORYの新規事業であるチーズブランドageは、
・ブランド思想
・デザイン資産
・デジタル販路
・SNS
・LINE
・インフルエンサー導線
を横断的に整備することで、「ゼロからの立ち上げ」を成功へ導きました。
現在も継続的に
・ファン獲得
・認知拡大
・販売力向上
の3軸で伴走を行っています。