
広告を出せば、数字は動く。
でも、“心”は動いているだろうか。
クリック率やCVRを上げるための方法は、いくらでもあります。
けれど、私たちが本当に目指したいのは「一度買ってもらうこと」ではなく、「もう一度、思い出してもらうこと」。
ストーリーマーケティングとは、数字ではなく“関係性”を育てるためのマーケティングです。
INDEX
ストーリーマーケティングとは、「ブランドの人格」を伝えること
マーケティングとは本来、“伝えること”ですが、
ストーリーマーケティングは“感じてもらうこと”から始まります。
そこにあるのは、商品説明でも、キャンペーン情報でもありません。
「なぜそれをつくったのか」「誰のために続けているのか」。
人の想いが見える瞬間に、人は心を動かされます。
たとえば、ある北海道の食品ブランドでは、
10年かけて夢を育てた生産者の物語を中心に発信しました。
どんな製法かよりも、どんな想いでつくっているのか。
その物語に共感した人たちが、自然と応援者となり、購入につながりました。
ブランドとは、商品ではなく“人格”です。
ストーリーは、その人格を伝えるための言葉なのです。
「数字を追う」より、「物語を積み重ねる」
デジタルの世界では、数字がすべてを語るように見えます。
PV、CTR、コンバージョン率。
しかし、その一つひとつの数字の向こうに“人”がいます。
ストーリーマーケティングは、数字を追う代わりに「物語を積み重ねる」考え方です。
たとえば、SNSではキャンペーンよりも、「現場の人の声」や「日常のひとコマ」が共感を集めます。
人は“数字”ではなく、“心”で動くからです。
ひとつの投稿がバズるよりも、
日々の言葉や写真から“この人たちが好きだな”と思ってもらえるほうが、長く続く関係をつくれます。
数字はあとからついてくる。
それが商藝舎が考える、持続的なブランド成長の形です。
ファンを育てる3つのストーリー設計
共感を生むストーリーには、順番があります。
私たちは、次の3つの物語を設計することを大切にしています。
1. 原点の物語(Why)
なぜこの仕事をしているのか。創業の背景や、最初の想いを言葉にする。
“好き”や“使命感”が伝わる物語は、どんな広告よりも強い。
2. 挑戦の物語(How)
どのように壁を乗り越えてきたのか。努力や葛藤を隠さずに見せる。
人は、完璧な成功よりも、誠実な過程に共感する。
3. 共感の物語(With)
誰と一緒に歩んでいるのか。お客様、地域、未来への想いを重ねる。
“共にある”という姿勢が、ファンをつくる。
この3つの物語がそろうと、ブランドは“自分ごと”として感じられ、
ファンが自然と育っていきます。
デジタルだからこそ、ストーリーが必要
AIや自動化が進み、マーケティングの世界はますます効率化されています。
しかし、便利になるほど、失われやすいものがあります。
それは、“人の温度”です。
LステップやSNSを活用した配信も、
どんなに仕組みが整っていても、言葉の中に体温がなければ届きません。
「こんにちは」のひと言にも、“誰が言っているか”が伝わるように。
自動化のなかに、人の気配を残すこと。
それが、商藝舎が提案する「デジタル×物語」のマーケティングです。
AIを使うことは目的ではなく、“想いを丁寧に届けるための手段”。
だからこそ、人が語るストーリーが、ブランドの価値を守ります。
共感は、最強の購買動機
最後に、いちばん大切なことを。
人は“共感”で動き、“共感”で戻ってきます。
ストーリーマーケティングは、すぐに結果が出る手法ではありません。
けれど、続けるほどに“関係性の資産”が積み重なっていきます。
それは、広告費では買えないブランドの財産です。
クリックを増やすことも大事。
でも、共感を育てることは、もっと大事。
私たちは、数字の奥にある“人の気持ち”を見つめながら、
ブランドの物語を一緒につくっていきたいと思っています。
おわりに:あなたのブランドにも、物語がある。
もし「何から始めればいいか分からない」と感じたら、
まずは、日々の想いを言葉にするところから始めてみましょう。
それが、最初のストーリーです。
私たち商藝舎は、その言葉を形にし、デジタルの世界へと届けるお手伝いをしています。
あなたのブランドの第一章を、一緒に描いてみませんか。
→ LINE公式アカウントからご相談いただけます。


