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休眠ユーザーを呼び戻す!Lステップ“再来店シナリオ”の作り方

LINE公式アカウントの友だち数は順調に増えているのに、なぜか売上が伸び悩んでいる。その原因は、登録してくれたものの、一度も来店していない「休眠ユーザー」の存在かもしれません。Lステップで“再来店シナリオ”を組めば、こうした埋もれているユーザーを自動で判別し、最適なタイミングでリマインド、来店後のフォローまでをワンストップで実行できます。
この記事では、「再来店シナリオ」について、具体的な構築方法から成功のコツまで、余すところなく解説します。

1 Lステップの「再来店シナリオ」とは?

「再来店シナリオ」とは、長期間来店のない休眠ユーザーを特定し、再びお店に足を運んでもらうためのアプローチを自動化する仕組みです。具体的には、以下の流れを自動で実行します。

休眠ユーザーの定義と自動判別:

最終来店日から一定期間(例: 3ヶ月)が経過したユーザーを「休眠ユーザー」と定義し、自動でタグ付けします。

リマインド配信:

タグ付けされたユーザーに対し、特別なクーポンや限定情報を配信し、再来店を促します。

来店後の自動フォロー:

来店したユーザーには、感謝のメッセージやお礼のクーポンを自動で送り、次回の来店につなげます

効果測定:

施策によってどれくらいのユーザーが再来店したかを計測し、改善を繰り返します。

2 なぜLステップが再来店施策に向いているのか

自動化による手間とコストの削減

一度シナリオを組んでしまえば、24時間365日、自動で休眠ユーザーの掘り起こしを行ってくれます。手動でのリスト作成や配信作業が不要になるため、人件費の削減にもつながります。

配信枠の節約

休眠ユーザーだけにターゲットを絞って配信できるため、アクティブなユーザーへの不要なメッセージ送信を防げます。ステップ配信やセグメント配信を活用することで、ターゲットを絞った効率的なアプローチが可能です。LINE公式アカウントの料金プラン内でメッセージ数を管理することで、コストを抑えながら再来店を促進できます。

3 再来店シナリオの作り方【5ステップ】

ステップ1:休眠ユーザーを定義する

まずは「誰に」アプローチするかを明確にします。
定義の例: 「最終来店日から90日以上経過した友だち」

ステップ2:来店管理の方法を決める

ユーザーの来店をどうやって把握するかを決めます。
方法: LINE連携の会員証、QRコードの読み取り、スタッフによる手動のタグ付けなど。

ステップ3:リマインド配信の内容を作成する

休眠ユーザーの心に響くメッセージと特典を考えます。
ポイント:
「お久しぶりです!」といったパーソナルな呼びかけ
「〇〇様だけ」が使える限定クーポン
新メニューや季節限定メニューの情報

ステップ4:来店後のフォローメッセージを作成する

再来店してくれたお客様への感謝の気持ちを伝えます。
ポイント:
来店後すぐに「本日はありがとうございました!」というサンクスメッセージを送る
次回来店時に使えるクーポンをプレゼントする

ステップ5:効果測定の指標を決める

施策が成功したかどうかを判断するための基準を設けます。
指標の例:
再来店率
ブロック率
クーポンの使用率

4 運用を成功させる4つのコツ

コツ1:アンケートで“来ない理由”を探る

ただクーポンを送るだけでなく、なぜ来店しなくなったのかをヒアリングすることも重要です。
具体例: 「最近気になるメニューは?」「忙しくてご来店のタイミングが合わないのでしょうか?」などの質問を選択肢形式で投げかけ、お客様が来店されない理由をデータとして蓄積します。

コツ2:配信は“画像+テキスト”が鉄則

メッセージは視覚的に分かりやすく、簡潔にまとめるのがポイントです。
具体例: 画像1枚と本文2行以内にメッセージを収めると、タップ率が約1.4倍に向上するというデータもあります(自社実測値)。

コツ3:ブロック率を恐れない

再来店施策を行うと、一定数のユーザーにブロックされるのは避けられません。しかし、それは興味のないユーザーが離れただけであり、本当にあなたのお店のファンであるユーザーが残った証拠でもあります。

コツ4:効果測定は“長期間”で判断する

再来店施策の効果はすぐには現れないこともあります。最低でも3ヶ月は継続してデータを分析し、改善を繰り返しましょう。

5 まとめ:“データ”と“気配り”が、未来の常連客を連れてくる。

休眠顧客の掘り起こしは、“データ”と“気配り”で成果が出ます。Lステップの自動化機能を最大限に活用し、一人ひとりのお客様に寄り添ったアプローチを実践することで、お店の売上は着実に向上していくはずです。ぜひ、この記事を参考に「再来店シナリオ」の構築にチャレンジしてみてください。

Lステップを使った再来店シナリオは、一度設定すれば24時間働き続けてくれる、とても力強い味方です。ですが、いざ自分で作ろうとすると、「何から手をつけて良いか分からない」「自分のビジネスに合うメッセージが作れるか不安…」と感じてしまうこともあるかもしれません。

当社では、こうしたシナリオの構築から、配信後の分析・改善まで、Lステップの活用をまるっとサポートしています。お客様のビジネスの状況や目標を丁寧にお伺いし、成果が出るまでしっかりと伴走いたします。

もし少しでも「難しそうだな」と感じたり、「専門家の意見を聞いてみたい」と思ったりしたなら、ぜひお気軽にお声がけください。皆様からのご相談を、心よりお待ちしております。

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